完熟温州みかん🍊✨

私の冬の季節の楽しみと言えば、おみかんです。幼い頃はおこた(コタツ)にミカンは付き物。学校から帰ってきて真っ先におこたに入り、おみかんをほおばるのが楽しみでした。おやつはストーブで焼いた焼き芋とおみかんでした。

ストーブの上で銀紙に包んだサツマイモが焼けるまでの間、ミカンを食べて待つのが至福の時間でした(笑)ついついミカンの食べ過ぎで冬場はいつも手のひらと足の裏が真っ黄色になっておりました。そのおかげもあってか体の弱かったわりに、冬場は風邪をひかず元気に過ごせていた気がします。

今でも、この季節の楽しみと言ったら欠かせないのがおみかん🍊✨です。もう、かれこれ10年以上のお付き合いになりますが、和歌山県で減農薬栽培(実質農薬1回散布)でとても安全にこだわり、丹精込めて作ってくださるご家族の皆様とお付き合いさせて頂いております。現在92歳になられるおじい様が孫に安全なみかんを食べさせたいとの思いから、研究に研究を重ねられ、この減農薬栽培のおみかんが出来ました。優しい思いやりの心から安心安全のおみかんは誕生しましたが、そのご苦労は想像を超えるものです。みかんはそもそも、害虫が付きやすく、農薬を散布せずに作るのは不可能に等しいとされていたそうです。残念なことに、食の安全よりも、見た目の美しさに価値をおく日本人が増えた事も原因の一つと私は考えます。おみかんに限らず、ネギやキュウリ、お野菜もです。日本は他国に比べ農薬の制約も少なく、他国ではすでに禁止されている薬剤も平気で使用されているのが現状です。安心安全で美味しい果物、野菜を届けたいと思ってくださる農家さんの気持ちと裏腹に消費者は見た目の奇麗さを求め、いつしかみたくれの悪い食物はスーパーに並ばなくなり、見た目が統一されたおもちゃの野菜のように真っすぐで同じ大きさの物が奇麗に整列されております。農薬たっぷりで栄養価も低くなるのは当然とも言えますね。需要と供給のバランスとは時に矛盾します。消費者も安心安全なものを本来ならば好んでいるはずなのに、本質ではなく、見ため重視の考えが蔓延すると、求めている物がかななずしも自分にとって良い物とは限らなくなってくると言うこと。そして、そのために農家の皆さんも苦しんでいるということです。自然の恵みで伸び伸び育てる栽培ではなく、なるべく害虫を寄せ付けず見た目の良い物にするためには高額な農薬が大量に必要になります。これは食べる側だけの問題ではなく、農薬を散布しなければならない農家の皆様の健康被害にも大きくかかわる問題と、私は勝手に思っております。自然に育まれ丹精込めて愛情たっぷり注いで作られた食物の恵みの大切さを改めて考えさせられます。

本題に戻りますが、私の毎年楽しみにしているこちらのおみかんは、台風や大雨などその年ごとの自然の影響を受けながら育ったおみかんです。もちろん、大小様々でこぼこで黒点や傷もありますので外観はキレイとは言えません。ところが、味は別格!甘く熟していてとてもジューシー。鳥獣害による栽培リスクも高く、毎年生産量に大きな差が生じることから絶対量も多くありません。それでも生産者の皆様は大切に大切に育てて私の様に毎年楽しみに待っている消費者のためリスクを負いながらもこだわり抜いた独自の栽培法で一番美味しい時期の出荷にこだわり、送ってくださいます。届けられた箱を開けるとおみかんの1つ1つが誇らしげに輝いて見えます✨

このおみかんをありがたく頂く時、時には幼い頃の自分の姿を思い出したり、甘くて美味しいおみかんを味わいながら、美味しいおみかんを食べてもらいたい人たち皆の顔が浮かんできます。幸せのお裾分けの輪を広げ繋げていける事がおみかんを通して出来る事に感謝しております。

おまけ!

おみかんを送ってくださる所のお嬢さんは、なんと萩の月が大好物。和歌山県の遠い場所から大河原発祥の萩の月をこよなく愛してくださっているとは、なんとも嬉しい限りですね。不思議なご縁を感じます❤