生命力…❁

今回の台風19号の豪雨と強風の猛威に愕然とし、丸森町、角田市、白石市、柴田町、村田町、大河原町と甚大な被害があり、大変心を痛めておりました。たくさんの皆様からも、台風被害の心配を頂き、皆様には有難く、感謝しております。お陰様で、弊社は大きな被害は免れましたが、周りの風景が一夜にして変わってしまったショックは大きかったです。そんな中、台風の豪雨と強風にも負けず、社屋の片隅で菊の蕾が膨らんできました。

昨年、毎年11月頃に開催されている「みやぎ大菊展柴田大会」に出展されている、ご近所さんのお誘いで、船岡城址公園まで主人と二人で足を運んできました。

宮城県内の菊花栽培愛好者さんの見事な大菊が勢ぞろい。見ごたえ満点です。ご近所のご夫婦が手塩にかけて育てた見事な大菊も船岡城址公園を見事に彩っておりました。沢山の名誉ある賞を受賞しており、私まで、自分のことのように嬉しく感激しました。

それもそのはず、1年間丹精込めて、愛情たっぷり大切に大切に育てられた沢山の見事な大菊。月2回ほど班長で配布物の訪問をしながら、1年かけて私も大切な菊たちが育つ姿を見守りながら拝見しておりました。可愛らしい小菊から私の顔より大きな大菊まで、色々な種類と色も鮮やかで見事ですが、そこまで育てるには私の想像以上になんと手間のかかる事、少しずつ成長するごとに、鉢を変え、土から水やりからこだわって一輪一輪大切に育てております。一つ一つがとても愛おしくなります。

お恥ずかしい話ですが、植物を育てるのが苦手な私は、それまであまり関心がありませんでした。ところが、菊名人のご夫婦からとても可愛らしいピンクの小菊を頂いたことをきっかけに、育てた方の手間と愛情を知り、愛着が湧いてくるとなんとも愛おしくて、毎日元気に咲き続けてくれる姿に元気を頂き、ほほ笑ましい日々を過ごしました。

花が終わり、根元を切ってそのままにしていると、今年になり、春から沢山の芽が出て来てくれました。一本の枝葉だった小菊の周りから数えきれない新芽が!どんどん茂り、鉢の中いっぱいに。早速名人にどうしたらよいか聞きに行かなくてはと思っていた矢先、梅雨の季節となり、あっという間に葉が茶色く元気がなくなりました。また根元から切って、そのままにしておくと、夏の終わり頃にまた新芽が出始めてくれて、すごい生命力に驚きましたが、土の栄養もなく、根がぎっしり鉢の中がぎゅうぎゅうになっているため、地植えしたほうが良いと名人からもアドバイスを頂きましたが、弊社の敷地は砂利で敷き詰められており、地植えする場所もなく、また枯れ始めたところを切り落とし、鉢のまま捨てるには忍びなく、育てておりました。菊名人には「また新しい菊が咲いたらあげるから諦めて捨ててもいいよ。」と言われましたが、愛着もあり、私も諦めが悪いので、捨てれずそのままに。

そんな時に、あの台風19号の猛威に見舞われ、外に出したままでしたので、もうダメかぁー!これで諦めがつくかな?と諦めかけておりましたら、

それがなんと!台風の中、負けずにすくすく育ち、花は咲かないだろうと諦めていた私の思いをよそに、沢山の蕾が出て来てくれました。

自然に身を任せ、どんな時も負けずに強く生きなさい。諦めなければ必ず実を結び花は咲くよ!と菊の花に教わった気がします。改めて自然の恵みに学びました。

今もまだ、台風の足跡で大変な思いをされている方が沢山いらっしゃいます。東日本大震災にも匹敵するほどの被害の大きさです。弊社の中でも例外ではなく大きな犠牲をうけた社員さんがおります。自然の怖さを知ることと同時に自然の強さも教えられたような気がします。自然から学び、草花の様に不屈の精神の強い心を人間も持たなければと教えられました。昨今の災害での被害の大きさをみると地球環境を守る大切さを身に染みて感じずにはいられません。